厚生労働省より、「年収の壁・支援強化パッケージ」が公表されました。

短時間労働者の働き方については、「年収の壁」として知られる一定の収入ラインがあり、
その境界を超えると社会保険料が発生したり、税負担が増したりすることから、
働き控えをする労働者も少なくありません。
このたび、被用者保険加入対象の壁である「106万円の壁」（88,000円以上/月）と
被扶養者認定の壁である「130万円の壁」に対しての支援策が公表されました。

現段階で公表されている概要は次のとおりです。

（１）「106万円の壁」への対応
※現在、106万円の壁が存在するのは、従業員数101人以上の企業のみになります。
・キャリアアップ助成金のコース新設
・「社会保険適用促進手当」の社会保険料算定対象除外

（２）「130万円の壁」への対応
・事業主の証明による被扶養者認定の円滑化

（３）配偶者手当への対応

各対応策については、今後、所要の手続きを経た上で、関係者と連携し、
着実に進めていくこととされています。今後の動きに注意が必要です。

こちらもご参考ください。
参考：厚生労働省「年収の壁・支援強化パッケージ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html

参考：厚生労働省「年収の壁への当面の対応策」
https://www.mhlw.go.jp/content/12501000/001150695.pdf

参考：厚生労働省「いわゆる『年収の壁』への当面の対応について」
https://www.mhlw.go.jp/content/12500000/001150697.pdf